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2009年10月16日
ものづくりのメモリー(6)消火栓
08年の4月には私は狂ったようにものづくりをしていました。どんなことでもそうですが、このように集中してやると上達するものですね。
鯉のぼりと同じころに作ったのがこの消火栓です。今までと違うところはスクリプトでパーティクルを出すところですね。スクリプトについてはAipiroさんのブログで初心者向けにサンプルスクリプトが一杯掲載されています。有難いですね。今でもときどき参照して、ヒントにしています。
そこにはサンプルのパーティクルのスクリプトも一杯載っています。これの沢山あるパラメータをちょっとずつ変えていくことで、自分の好きなパーティクルに仕立てていくのです。パーティクルのパラメータには色んな種類のものがあって、色、色の変化、数、勢い、重力、発光、大きさ、その他多くの要素があります。これをものにするとできることの幅がうんと広がっていきます。
ここでは白く輝く水のパーティクルが勢い良く迸り出て、最後にはちょっと重力で落ちてくるようにしています。吐出口の口金を右クリックしてタッチすると水が出てきます。再度タッチするとストップですね。
次になるべく少ないプリムで作ろうと思いました。この消火栓は一体幾つのプリムで出来ていると思いますか?実はたったの3プリムなんです。吐出口を直線的に並べると2プリムですみます。
それから今回は全体の形を見てもらえば分かると思いますが、スカルプティッド・プリムを使っていますね。これは専用のソフトをつかってプリムの形を色情報に置き換える形で成型していくものです。
さらに少ないプリムで複雑な形を表現するのにはテクスチャーも大事jな要素になってきます。吐出口と口金は別々のプリムではなくて、一つのものをテクスチャーで塗り分けてあるのです。そのテクスチャーはこんな風なものです。
金色の部分が口金の金属、上の茶色い部分は吐出口の内側の暗い部分を表現します。
今回はスクリプトとかテクスチャーとかスカルプディッドとか、いろんな言葉が出てきましたね。よく分からない方は、ネットで検索すると簡単に詳しい解説を見ることができると思います。こんな小さな商品ですが、けっこういろいろな技術が使われているのですね。今考えてもよく初期の段階でこんなことできたんだなって、感心してしまいます。集中力って大切なんですね。
あ、それからこのブログは商品紹介だから、お店の紹介もいいんですね。この消火栓は原宿本店にはなくて、浅草の昭和堂で取り扱っています。実物を左クリックすると買うことができます。
http://slurl.com/secondlife/ASAKUSA%20108/120/67/22
Posted by Sophiee Winkler at 09:52│Comments(0)
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